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リウマチ様関節炎は、いまでもよくわからないところのある病気だが、毛細血管が異常に造成されるため関節がだめになることは知られている。 つまり、この病気の根本原因にはいつも、血管が造成されているということがからんでいると思われる。
関節炎と軟骨の間に関連があることから、P博士は重症のリウマチ様関節炎患者9人に治療実験を行なってみた。 患者の年齢は43〜69歳。
9人ともひどい痛みと関節の硬直やむくみがあり、レントゲン検査でも典型的なリウマチ様関節炎患者とされた人々であった。 博士は彼らに500の仔牛の軟骨製剤の皮下注射を10日から35日続け、その後3週間ないしは4週間おきに注射するというやり方をしてみた。
結果は驚くほどの好結果だったと、『K』誌で書いている。 9人のうちの3人はひどい状態から非常にいい状態に改善され、他の6人はひどい状態からいい状態になったという。

治療法は軟骨製剤を使っただけなのだ。 鮫の軟骨は血管造成を抑えるので、それによって炎症や痛みも大いに減るはずである。
これらの好結果の一部分は、鮫の軟骨に含まれている大量で効果的なムコ多糖体の働きによる。 ほとんどすべての関節炎患者で、動けなくなったり痛みが起きたりするのは、炎症の結果である。
炎症に効果的なムコ多糖体は、血管造成を抑える蛋白質といっしょになって働き、どちらか一方の場合よりもずっと効果を発揮する。 この相乗作用が炎症、痛みを止め、それ以上の軟骨のダメージを抑える。
この理論はいくつかの臨床実験で裏づけられている。 1970年の初め、P博士は、28人の関節炎患者に、注射で軟骨製剤を与えてみた。
みな痛みがひどく、関節が大きくなり使えなくなっていた患者ばかりで、3週間から8週間、軟骨製剤の治療を続けた。 このうち19人が非常によい結果になり、6人によい結果が出た。
よくも悪くもならなかったのは、3人だけだった。 また、副作用が出た者は1人もいなかった。
1980年代の前半に始まったのが、東ヨーロッパの5カ国、5つの病院での研究である。 これらの研究でいちばん目立ったのは、労働日の喪失に関するデータだった。
10年間にわたって記録したところによれば、軟骨製剤を摂っていた者では、労働日の喪失は平均して年間20日間だったのに対し、摂らなかった者の喪失労働日は年を追って増え、10年目には労働日が年間250日なのに、そのうち180日も休むという数字になった。

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